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先日の新聞記事から

下書きをしたまま投稿するか迷っている内に時間が過ぎてしまいましたが、やはりちょっとこんな話をしても良いかと投稿する事にしました。

先日(と言うよりだいぶ前)の新聞で、猛暑が続くこの夏でも、なぜか電力事情が安定しているという記事を見ました。
結局は火力などの安定稼働と、自然エネルギーへのシフトが進んだ結果ということなのですが・・・

私が大学生の頃から、どうしたら、再生可能エネルギーへの転換が推進されるかという考えをちょっと披露させていただきます。

昔から、広告などの照明などはエネルギーの無駄と言われています。
渋谷の交差点での馬鹿でかい広告音はともかく、その手の明かりが全くないのも寂しいものです。
また適度な明るさは防犯の上でも必要?
3.11直後の繁華街での節電による暗さはかなり寂しい感じでしたよね?
もっとも昼間は余計な雑音(広告の音)が無くて、いわゆる雑踏の自然音と車の音ぐらいで、私には好ましく感じましたけど。

そこで、ちょっとだけ法整備をして、一定以上の電力を使用する広告の類は、通常の商業電力の利用を禁止します。
勿論通常の自家発電もダメ。
再生可能エネルギーである、太陽光や、風力、地熱や排熱、ミニ水力などによる発電エネルギーのみ利用可能とするのです。
夜間の広告を考えた場合、太陽光が直接利用できないので、昼間など利用しない時間帯に発電した電力は、商業電力会社へ(売電では無く)預け、預けた分だけ必要時に利用できるようにします。
年間での発電予測と前年の実績とで年間で調整するようにすれば、安定的に利用できますし、夏場の昼間などは太陽光による発電が効率よくビルなどの冷房に回せます。

広告を行う側にとって、少々負担は増えますが、その負担増をもってしても広告を続けたい企業は多くあるでしょう。
となれば、太陽発電パネルや小型の風力発電機などの需要が喚起されます。
需要が増えれば、生産効率の向上が期待でき、価格も低下するでしょうし、その分研究費も増額できればより高効率のものがより安く供給されるようになります。
より安くなれば、個人宅などでの導入も期待できます。
そして、再生可能エネルギーへの転換が加速されます。

こんなアイデアを考えていますけど、皆さんはどう思います?

ちなみに私は原子力発電には否定的です。
原子力発電はコストが安いと言われていますが、そのコストの算出にはごまかしが多く、本当に安いかは多いに疑問があります。
放射性物質の最終処分地や、その運用などはまだ決まっていません。
決まらない以上コストの計算も出来ません。
原子炉の耐久年月を超えた場合の廃炉の手法もまだ確立されていません。
ということはコストも計算出来ません。
廃炉された後の土地利用はどうなるのでしょう?
一体何年、何百年更地のまま管理し続けなくてはいけないのか?
そのコストは?
安全性を抜きにしたコスト面だけでもこれだけの疑問があります。

ちなみに安全性については、とあるエンジニアの言葉が忘れられません。
「なおさん。私は燃料が搬入された後の原子力発電所の20Km圏内に近づいた事はないよ。」
「えっ! ◯◯さんって、原子炉の設計に関する本を執筆しているよね?」
「そうだよ。だから原子炉が危険だってよく分かるのさ。会社の命令だから設計はするけどね。」
「・・・・・絶句!」

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